メールZipperを利用して送信したメールへのファイルの添付有無に関わらず、受信者にはファイル「winmail.dat」が添付して届くことがあります。本ページでは原因とその対処方法を案内いたします。
winmail.dat ファイルが添付される理由
winmail.datファイルが添付されるのは、Microsoft社が提供するメールソフト「Microsoft Outlook」や、クラウドサービス「Microsoft 365」(Exchange Online)の仕様になります。
いずれも、特定の条件に該当するメールの送信において、メッセージの送信方式に Transport Neutral Encapsulation Format (TNEF) が用いられます。この場合、添付ファイルの有無を問わず、「winmail.dat」ファイルが添付されるためです。
対処方法
ご利用の環境により、対処方法が異なります。
メールアプリ「Microsoft Outlook」をご利用の場合
メールアプリにMicrosoft Outlookを利用している場合は、送信するメールのメッセージ形式を「テキスト形式」に変更します。詳細の手順は、以下をご参照ください。
◇Outlook for Microsoft 365/2019/2016
メール送信時の標準メッセージ形式を「テキスト形式」に変更します。
以上の設定を行っても事象が改善しない場合は、メールの作成時にメッセージ形式を「テキスト形式」に変更します。
◇Outlook 2013以前
以下のページをご参照ください。
クラウドサービス「Microsoft 365」(Office 365、Exchange Online)をご利用の場合
以下、いずれかの設定を行ってください。
メッセージ形式として「リッチ テキスト形式」を許可しない
Microsoft 365の管理者にて、以下の設定を行ってください。
- Exchange 管理センターにログインする
- 「メールフロー」-「リモートドメイン」を選択し、Defaultをダブルクリックする
- 「リッチテキスト形式の使用」を「ユーザ設定に従う」→「許可しない」に変更する。
メッセージ形式を「テキスト形式」に限定する
以下のMicrosoftサポートドキュメントをご参照ください。
改善しない場合
以下の手順で暫定の対処をご検討ください。
メールZipperにて、拡張子が「dat」のファイルは暗号化しない設定を加え、回避する
手順詳細は、以下のマニュアルをご参照ください。
winmail.datファイルが添付される原因を確認する
原因の確認や対処方法の詳細は、恐れ入りますがMicrosoft社のサポート窓口にお問い合わせください。
(参考)winmail.datファイルが添付される条件
Microsoft Outlook、Microsoft 365(Exchange Online)から送信するメールのメッセージにおいて以下を含めている場合、メッセージ形式に「TNEF形式」が用いられることで、「winmail.dat」ファイルが添付されるようです。
- メッセージの形式に「リッチ テキスト形式」を選択している
- 以下、いずれかの機能、情報を追加している
- 投票ボタン
- 会議出席依頼
- カスタム フォーム
「対処方法」でご案内の手順は、送信するメールのメッセージ形式が「winmail.dat」ファイルを添付するTNEF形式にならないようにするためのものになります。